沖縄が舞台の朝ドラ「ちむどんどん」。
沖縄といえば、独特な方言がありますよね。
温かみがあり、どこか懐かしい親しみやすさがある沖縄の訛り。
ドラマの中で沖縄の方言が飛び出すたびに、沖縄の風を感じることができます。
しかしその方言に、違和感を感じる方が続出しているというです!
ドラマのセリフにはたくさんの方言が出てくるため、方言指導の方が必ずいるはずなのですが、どうしてこうも下手に聞こえてしまうのか?
今回は「ちむどんどんの方言が下手で違和感がある?方言指導は誰?」と題してお届けします。
目次
ちむどんどんの方言が下手で違和感がある?
沖縄出身者が多く住む環境で生活してる沖縄出身の知人など半年も経てばアキサミヨー的な他府県で通じない極端な方言は職場などで使わないと言う
銀座の高級店で勤めて5年だよ?粗探しとかじゃなくてそういう細かい違和感が視聴者との距離感を生むのよ
— sakuragumi (@sakuragumi_tw) June 13, 2022
上京して何年もたつのに、主人公の暢子がいつまでたっても沖縄の方言が抜けないのも気になるところですよね。
ドラマの中では、訛りが抜けないのが暢子の個性だととらえているようですが…。
朝ドラちむどんどんの方言について紹介していきます。
ちむどんどんの方言が下手で違和感があるとの声多数?
ツイッターを見るとちむどんどんで使われている方言に違和感があるという人が多くいました。
その中で何人かのちむどんどんの方言についてのツイートを以下に紹介します。
#ちむどんどん のニーニー賢秀が使う「だからよ」「だからさ」に違和感がある。彼は東京など多くの方言のように理由の説明や確認に使うが、#ウチナーグチ では同意や賛成のときに使うことがほとんどで、「だよねー」と同じが僕の感覚。来月沖縄に行くのでネイティブスピーカーに聞いてみようと思う😃
— ひがくぼきみお🇺🇦 (@higakubo) April 29, 2022
地方が舞台のドラマに現地出身の人がいる安心感。
地方に住んでみて知った、ドラマで描かれる方言や文化の違和感。#ちむどんどん— ベスの店@クリエーターズマーケット5/25.26ポートメッセなごや (@beth_no_mise) April 21, 2022
ちむどんどん見てるけどなんか方言に違和感があるなぁ・・ちゅらさんが大好きだったからさ、あのドラマは主要キャストが全員沖縄出身で全員が名俳優だったのは奇跡に近いことだったんだなと実感した。#ちむどんどん
— ヒヨコっち (@erthgbvk) April 16, 2022
沖縄出身としては、地域の交流や料理なんかは違和感ないけど、やっぱ方言は違和感あってむずむずするな。
方言も三味線の歌も、単語はあってるけどキレイな発音なんだよな…もっと泥くさくないと…まぁ自分でもそこまでの訛りはもう出せないからしょうがないのかな#ちむどんどん
— saya (@kikuno42773122) April 16, 2022
ちむどんどんの方言が下手で違和感がある理由とは?
ちむどんどんの方言に違和感がある人が多数いるようですが、なぜ違和感があるのでしょうか?
理由を考えていきたいと思います。
ちむどんどんの方言が下手で違和感がある理由①地元の目は厳しい
沖縄に住む方や沖縄出身者の評価は、厳しくなるのは当たり前です。
関西弁はよくドラマなどで耳にすることも多いですが、沖縄の言葉を耳にする機会は極端に少ない!
俳優陣も、普段聞きなれない言葉をセリフとして発することに苦戦しているのだと思われます。
東北の方言もですが、沖縄の方言は標準語からかけ離れた言葉もあり、習得するにはかなりの時間がかかりそうです。
しかし批判的な意見ばかりでもないんです。
実際のところ、沖縄の方の中でも賛否両論あることは確かです。
ちむどんどんの方言が下手で違和感がある理由②沖縄っぽさを出し過ぎ
ドラマの中でよく使われる沖縄の方言ベスト5をまとめてみました。
・ありえん → ありえない
・まさかやー → まさか
・あきさみよー → うわー、大変
・しんけん? → 真剣?
・わじわじする → イライラする
「しんけん」は方言ではありませんね、そのままの言葉「真剣」でした。
でも本当によく主人公の暢子が使うセリフなんです。
「あきさみよー」は驚いた時に使う言葉のようですが、こちらもよくドラマの中で使用されています。
問題は、普段の生活でこれからの言葉をどれくらい沖縄の方が使うかです。
今回は沖縄が舞台のドラマ。
ですのでなので、沖縄色を無理やりだすために脚本家や演出家が必要以上に方言をねじ込んでいる可能性もあります。
この結果、違和感に繋がっていると考えてもおかしくないのかと考えました。
ちむどんどんの方言が下手で違和感がある理由③難しいイントネーション
朝ドラ「おちょやん」の舞台は大阪でしたが、主人公が話す言葉は関西の中でも特にきつめの河内弁が使われていました。
同じ大阪でも、場所によってちょっとずつですがイントネーションが異なっています。
沖縄でもそれはきっと同じではないでしょうか?
今回の主人公の出身地はやんばるで、やんばるは特に沖縄の中でも方言が強い地域だとか…。
沖縄の中でも様々なイントネーションがあるため、様々な声が寄せられているのかと考えます。
ちむどんどんの子役の方言は?
ネットでの声には、「子役の頃のニイニの子の方言がナチュラル」や「沖縄育ちの子じゃなかったのね!方言が自然で違和感なく素晴らしい!」との声がありました。
大人の子どもを見る目は、どうしても甘くなってしまいますからね…。
ただそこにいるだけで、子どもって可愛いですもん。
そして彼らの演技力もまた、素晴らしいものがあります。
もし多少の方言の違和感があったとしても、それを忘れさせる子どもにはパワーがあります。
だから方言がへただと感じる人が、あまりいないのかもしれません。
だとすると、大人の俳優陣にはパワーが足りないのでしょうか?
子役とは違う圧倒的演技力でカバーするしかないのかもしれませんね!
ちむどんどんの方言が上手い役者もいる
もちろん、「ちむどんどん」に出演しているすべての俳優さんの方言に違和感を感じるわけではありません。
主人公・暢子を演じる黒島結菜さんは沖縄出身の女優さんです。
また暢子の母親役・優子を演じる仲間由紀恵さんは沖縄出身として有名です。
その他にもバーガーショップのマスターとして出演していたガレッジセールの川田広樹さん。
工事現場の親方役のダチョウ俱楽部の肥後克広さんも沖縄出身です。
地元沖縄で育った彼らの方言までおかしく聞こえてしまうのは、それは演技や脚本に問題があるからかもしれませんね。
ちむどんどんの方言指導は誰?
方言指導、藤木勇人さんなんだね。 #ちむどんどん #ちむどんどんする
— mad_on (@tamamama3) May 23, 2022
方言指導は、藤木勇人さんが行っています。
彼は、「あまゆ」の店主役・金城順次役としてドラマにも出演中。
実は朝ドラ「ちゅらさん」の劇中でも言葉を監修していた人だそうです。
藤木勇人さんの方言には違和感がないように感じるのですが、なぜ違和感があるように感じる人が続出してしまったのでしょうか?
ちむどんどんの方言まとめ
「ちむどんどん」の方言が下手だとか、違和感があると言った声があることはたしかです。
「何か違うんだよな…」と、一度気になりだしたらドラマのストーリーが入ってきませんよね。
しかし完璧を目指しすぎるのも少し違うのかな?と感じます。
あまりにも沖縄の方言が強くなりすぎると、沖縄出身者のみにしか伝わらないドラマになってしまいます。
方言指導の方もそこらへんを考慮して、指導なさっているのもかもしれません。
情報バラエティー番組「あさイチ」のプレミアムトークに出演していた竜星涼さんは、東京出身。
彼は沖縄の方言にとらわれ過ぎずに演技していると、番組内で話していました。
沖縄にも様々な人がいます。
方言がきつい人や、標準語に使い人もきっといますよね。
方言は、物語を作り上げていくうえでたしかに大事。
しかしあまりとらわれ過ぎると、作品として残念な結果になるかもしれません。
ドラマ「ちむどんどん」が素晴らしい作品になるよう、方言だけに注目するのではなく、様々なところに注目して見ていきたいです。
今回は「ちむどんどんの方言が下手で違和感がある?方言指導は誰?」と題してお届けしました。