


小説家であり、母親でもある主人公・吉岡真紀(36)。
スランプ中の彼女の前に、ある日突如立ちはだかったのは、
隣の住人・若田美和子(52)による、けたたましい騒音、そして嫌がらせの数々だった。
それは日に日に激しくなり、真紀のストレスは溜まる一方。
執筆は一向に進まず、おかげで家族ともギクシャクし、心の平穏を奪われていく。
そんな日々が続く中、真紀は、美和子を小説のネタに書くことで反撃に出る。
だがそれが予想外の事態を巻き起こしてしまう。
2人のケンカは日増しに激しくなり、家族や世間を巻き込んでいき、
やがてマスコミを騒がす大事件へと発展……。
果たして、この不条理なバトルに決着はつくのかーー?!
『ミセス・ノイズィ』
公開記念舞台挨拶付き上映
- 日時
- 2021年 1月24日(日) 12:10の回 上映後 (14:05~舞台挨拶)
- 会場
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伏見ミリオン座 http://www.eigaya.com/
名古屋市中区錦2丁目15番5号
- 登壇者
- 天野千尋監督(予定)
- 料金
- 通常料金(※前売鑑賞券・各種割引使用可/招待券使用不可)
- 販売方法
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[WEBオンライン購入]
1/24(日)0:00~
劇場公式HP内 「チケット購入」ページにて販売(クレジット決済のみ)
[劇場窓口購入] 1/24(日)劇場オープン 9:00より
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- ※登壇者、舞台挨拶は予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。
- ※入場券発行後はいかなる事情が生じましても変更及び払戻しはいたしかねます。
- ※転売目的でのご購入は、固くお断り致します。
- ※特別興行につき、招待券はご利用いただけません。
- ※劇場内でのカメラ(携帯カメラ含む)、ビデオなどによる撮影、録音等は固くお断り致します。
- ■ 全てのご来場のお客様にマスクの着用をお願い致します。
- 着用いただけない場合、ご入場をお断りさせていただきます。また、館内ではマスクを着用し、会話は最小限にしていただくようご協力お願いします。
- ■ 全てのご来場のお客様に入場前の検温をお願い致します。
- 劇場入口に非接触体温検知機を設置しています。37.5度以上の発熱を確認した場合、ご入場をお断りさせていただきます。
COMMENT
「挨拶は時の氏神」という諺通り、正義とは何か、防衛とは何か。陥りがちな錯覚、思い込みについて、痛烈に考えさせられる傑作。
そして、この展開の見事さは「カメ止め」を凌駕している。
傑作!快作!まさかの展開の連続に驚きそして感服。
主演の二人がとにかく素晴らしい。2020年を代表する1本になることは間違いないでしょう
意外な展開があって、しっかりとスッキリさせてくれる。脚本が見事だった。篠原ゆき子は普通の人の皮をかぶった変人だと俺は思っているので、その見え隠れするクレイジーさを見事に演出で引き出していた。最後は号泣しました。
よくある騒音ババアの話かと思ったら違った。
全く悪意のない隣人を悪者と決めつけ、あげく追い詰めてしまった主人公の悔恨の話だった。取り返しのつかないことをしてしまった人間は何をすればいいのか。切々と胸に迫ってくる映画でした。
めちゃ面白かった!変なお隣さんとの隣人トラブルの話かと思いきや…
インターネット使う人は全員見てってくらい大事なことが描かれてるし、観終わってふと気づくメタな構造が良い!YouTubeをやっているのでSNSとか動画の描写には過敏になりがちなんですが、すごくリアルでした。出てくるキャラクターは最初はちょっと取っ付きにくいと感じたんだけど、最後まで観るとすごくしっくりきた。役者さんも個性的!
もっっのすごく素晴らしい本でした。
私も参加したかったとつい嫉妬してしまいました。
善悪を決めつけてしまう偏った道徳心が飛び交うこの時代だからこそ沢山の人に観てもらいたい。自分の道徳心が改めてどうなっているのか
目の前の人に、ちゃんと愛と敬意を持って接せれているのか。
見始めてどんどんイライラしてきて、途中で苦しくなって、自分はどの登場人物の立場なのか、入れ替わりながら投影して、最後泣かされる。我ながら演出の思うままの良い客。重いテーマ成立させる役者さんたち皆素晴らしい。俺も上手くなりたい。
私たちは正しい。間違っているのは世間。この言葉がとても響く。
自分の考える「普通」が果たして正しい事なのか考えさせられた。
今の私達が考えるべき問題点の数多くが散りばめられていて最初から最後まで心が動かされっぱなしでした。後半は涙が止まらなかったです。とにかく早く誰かと作品について話したい。
コメディなのに奥深くて、一瞬も目を離せない見応えある作品でした。
つい自分と重ねてしまったり。終わったあとの余韻凄い。です。
こりゃ~話題になるわ!と思わず声に出てしまった。
私的今観るべき映画です。
一瞬も見逃せない展開。
物事の視点を変えてみることも大事ということを学びました。
今日から、嫌がらせしてくる身近な人にも優しくなれそう。…なりたい。
ズキズキくるシーンセリフ大量
自分自分てなってる時
大事な事が聞こえてこなかったりだとか
間違った捉え方をしてしまったりだとか
正しいと思っても周りの反応は違うとか
なかなかその人の本当を知るって大変な事
一方向からだけじゃなーんもわかんないもんなぁ
よしもう1回見よう
自分の正義を押しつけ合う終わりなき戦いにどんな結末が待っているのか目が離せなくなり、主観という怖さ危うさを痛感しました。
自分の信じる正義は時に己も人も傷つける凶器になりうることを知り、考えさせられる作品でした。
いまこのタイミングで、こんな素晴らしい作品に出会えて、震える思いです。自分もこんな映画に携わりたいと、思いを強くしました。
SNS問題はまさにタイムリーで、与えられた情報を一方向のみからみて鵜呑みにするのではなく与えられたものを自分でよく考える大切さを改めて実感させる映画です。
是非皆さんにも観てもらいたいです。
何が正しいのか、みんな一生懸命私の人生を、生きているそれだけなのに。
考えるべき沢山の事に出会いました。多くの人のきっかけになると思います。
イライラしたり、時には笑ってしまうのだけど、最後あんなに気持ちになるとは思わなかった。自分が偏った考えをしてしまっていること気付かされました。
怒涛の展開にびっくりでしたが、このご時世のリアルでこうなってもおかしくないが溢れていました。現実的すぎる。自分もどこかで誰かに似たような行動をしているかもしれない。ハッとしました。
序盤のテンポ感の良さにがっしりと掴まれた心が、後半でぐわんぐわん揺さぶられる。
自分の見ている世界がいかに一方的か、そんな当たり前のことを突きつけられてドキッとしました。徐々に笑えなくなって抉られていく感じ、好きです。
笑って泣きました。
公開したら主人と観に行きたいなぁ…
人間味がある作品だと思いました。
こういう人いるし、自分もこういうところあるなーと共感できる部分があったり。。。
所詮人間は自分のことでいっぱいっぱいなんだな。
自分の物差しでしか物事を測れない人って苦手なのに、自分がその苦手な人になってしまっていたことに、気付かされる。笑っていた自分にも返ってくる罪悪感。どうしよう、とんでもないことになってしまった…と思った時にはもうすっかりこの作品の世界にハマっていました。
前半のコミカルな導入からもう笑えなかった。勿論つまらないのでは無く、日常感じる異物への不快感、自分もいくばくか抱えてしまう「不寛容の恐怖」を描いているから。決定的な事件が起きた辺りから物語がドライブ、感動へ。「実はこうでした」という単なるどんでん返しの為に人を世界を創作していない、真摯な作品。主演の篠原さんはじめ俳優陣の魅力、それを引き出した天野監督の視線の確かさ。
誰も悪くないのに何かしら問題を抱えるのが「家族」です。
悪意ではなく善意からトラブルとなることもありますし、
少しの誤解が家族を巻き込む大きな騒動へと繋がりかねない。
不安な時だからこそ観ておきたい作品です。
ミスターではなく、ミズでもなく、ミセス。エンターテインメントの形を巧みに取りつつ、日本の家族制度や婚姻制度の歪みをノイズィに訴えた映画、と見た。野郎どもに届け。ていうか、女ども何してんの?私もだよオイ!
怖いオバちゃんがベランダでふとんを叩いて逮捕された「引っ越しオバサン騒音事件」。あの事件の真相はもしや…という視点で描くアナ―ザーストーリー。激突する女優2人に圧倒されながら、最後は目に涙する快作だ!
メディア報道やSNSのあり方に警笛を鳴らすこの物語は
アップデートされたラショーモンアプローチだ。
観客に人間の尊厳と常識を投げかける本作のラストに救いを見た
一言で、恐ろしい映画。ペンは剣よりも強しというが、ペンの持つ暴力はとてつもない。SNSもマスコミも、またしかり。暴力を振るわれた側はただ耐えるしかないのか。それでも強く生き抜くしかないのか。「表現の自由」が、弱い人を踏みにじっていないのか?
今、いつもと違う日常、ミセス・ノイズィ観た。このご時世への警鐘と天野監督の眼差し。
役者の活き活きさ。
篠原さんの音が天野千尋の音に似ている気がして、天野さん本人の叫びみたいな気がした。
これぞ映画。最高でした!
映画館にも幼稚園にも行けず、家に閉じこもるしかなかった今節の疫病禍のもとでは、泣く子がうるさいのもお互い様。わが家もお隣りさんも元気な証拠。しかし『ミセス・ノイズィ』の苛烈きわまる隣人関係には、「お互い様」なんて到底ありえなかったようだ。ベランダの仕切板を火蓋のごとく弾け飛ばした女たちの戦いは、匿名の視線によって物見高く消費され、傷だらけに炎上してゆく。でもそこで終わりなんかじゃない。篠原ゆき子と大高洋子がお互いに幸福なノイズであるために費やすその後の年月に、監督天野千尋の生活者としての本気を感じるのだ。
時代と共に変化する「常識」と「非常識」の狭間で、
わたしたちに求められる正しさとは何か。
この映画を観終えたら、その答えに近づくことができる。
篠原ゆき子の戦い。大高洋子の慈しみ。
これは、ふとんたたきから始まる、天野監督のスバラシキ反戦映画だと思う。
私のように、前情報なるべく無しで見て欲しい。
予想は少しずつ裏切られ、その度に引き込まれ、胸いっぱいのラストに導かれます。
とにかく観てみて!
後半の展開はまったく予想を超えていた。提起される問題は「SNS炎上」と「メディアリンチ」。
事実は視点で変わる。10人いれば10の真実がある。つまりこれは現代版『羅生門』だ。
ユーモアと感動のカーペットㆍボミング! 海外映画祭のスタッフとして上映館に入り、いつの間にか一人のシネフィルに戻って泣いて笑う私がいる。日本映画の進化を証明し、黄金時代の再来を予見する東京国際映画祭のヘッドライナー。