らんまん

らんまんの白い花はバイカオウレン?高知のどこで見られる?

らんまんの白い花はバイカオウレン?高知のどこで見られる?

朝の連続テレビ小説「らんまん」の第一週のタイトルにもなっている「バイカオウレン」。

万太郎が神社に咲き誇る白い花を見つけましたが、その花の名前が「バイカオウレン」なのでしょうか?

小さく可憐な花が気になります!

万太郎のモデルとなった牧野富太郎博士が愛した「バイカオウレン」ですが、高知県のどこへ行けば見られるのか調べたいと思います。

今回は「らんまんの白い花の名前はバイカオウレン?高知のどこで見られる?」と題してお届けします。

>らんまんネタバレあらすじ<<

 

らんまんの白い花の名前はバイカオウレン?

牧野富太郎博士が愛した花として有名な花があります。

春に咲くその花の名前は「バイカオウレン」です。

早春を告げる可憐な花で、「らんまん」では第3話で登場しました。

急に居なくなった万太郎を心配して、ヒサや綾、竹雄が神社にやってきます。

万太郎を見つけたヒサは、一面に咲く白い花を見つけました。

寒い冬の間、じっと春を待ち地面の下で耐え忍ぶ白い花がヒサは大好きです。

万太郎は白い花の名前を知りません。

ヒサに白い花の名前を問います。

しかしヒサも名前を知りませんでした。

これが万太郎と「バイカオウレン」の出会いです。

 

バイカオウレン

・キンポウゲ科オウレン属

・常緑多年草

・分布:東北地方南部~中国地方西部

・草丈:3~10cm

・開花期:2~3月

・花色:白

バイカオウレンは、キンポウゲ科オウレン属の常緑多年草です。

早春に白い花を咲かせます。

早いものでは1月の末に咲いていることもあります。

2月から3月に咲く早春の花の中でも、とりわけ開花の早い花です。

東北南部から四国の山林に自生。

明るい半日陰を好み、山林や雑木林のなかで群生しています。

バイカオウレンの花言葉は、「2度目の恋」、「情熱」、「魅力」、「忍ぶ恋」です。

可憐な花からは想像もつかない、とても情熱的な花言葉となっています。

 

特徴

バイカオウレンの名前の由来は、花が梅の花に似ていることからバイカ(梅花)、そして根が黄色いのでオウレン(黄連)とされました。

花の直径は1.5cmほど。

白い花弁に見える部分はがく片で、黄色いものが花弁です。

地面を覆うように咲き広がります。

「バイカオウレン」の葉の特徴は、切れ込みのある5枚の小葉をしています。

切れ込みが入った5枚の葉は、イチゴの葉にそっくりです。

深い緑色をしている葉は、表面に光沢があり葉脈がくっきりしていてとてもきれいです。

濃い緑の葉が白い花を際立たせます。

暑さや寒さともに強く、強い性質で育てやすい植物の「バイカオウレン」。

初心者でも育てやすい植物かもしれません。

 

らんまんの白い花は高知のどこで見られる?

「らんまん」の主人公・万太郎のモデルとなった牧野富太郎博士が好んだ花として「バイカオウレン」は有名です。

佐川村出身の富太郎博士。

彼の出身地である佐川町で「バイカオウレンの花祭り」なるものが開催されたとニュースになっていました。

佐川町加茂地区にある県内有数の群生地で「バイカオウレン」の花が咲くそうです。

花を見た人たちは写真を撮るなどして「バイカオウレン」を楽しんでた様子。

佐川町には「バイカオウレン」を大切にしている町民の方がたくさんいます。

では、佐川町のどこへ行けば「バイカオウレン」」を見ることができるのでしょうか?

調べてみたいと思います。

 

牧野公園

富太郎博士の生家の近くにある牧野公園。

こちらで「バイカオウレン」を楽しむことができます。

こちらの公園は日本の桜名所100選に選ばれた、高知を代表する花見どころです。

明治35(1902)年に富太郎が東京からソメイヨシノの苗を送り、それを地元の有志が青源寺の土手などに植えたことに始まります。

昭和33(1958)年に富太郎博士の名がつけられ「牧野公園」となりました。

公園の中腹には富太郎博士の墓があり、その近くに「バイカオウレン」の群生地があります。

園内には富太郎博士ゆかりの植物が500種以上あり、「バイカオウレン」だけではなく多数の品種の植物を楽しむことができます。

 

高知県立牧野植物園

高知県立牧野植物園は、富太郎博士の功績を広く伝えるために昭和33(1958)年に開設されました。

植物園には牧野富太郎記念館や植栽エリア、温室、図書館などがあります。

本館には富太郎博士の蔵書や遺品など、約58,000点を収蔵。

土佐の植物生態園では、富太郎博士が生まれ育った土佐の自然をそのまま再現しています。

植物園のホームページにある年間カレンダー四季の草花を見てみると、「バイカオウレン」は「冬の草花 1月」の欄にありました。

見ごろの時期は、その年によって変わると思います。

開花時期が異なる場合があるので、「バイカオウレン」を見るために植物園を訪れるのであれば、念のため問い合わせするのがいいかもしれません。

ちなみに、こちらの本館ミュージアムショップは、Byca-auren(バイカオウレン)の名前がつけられています。

植物園を訪れた際にはぜひ立ち寄りたい場所です。

 

金峰神社

富太郎博士の生家の裏に金峰(きんぷ)神社があります。

神社へと続く参道脇の斜面に、「バイカオウレン」を見つけることができます。

富太郎博士も頻繁に目にしていたかもしれません。

「らんまん」の主人公・万太郎がはじめて「バイカオウレン」を見たのも神社でした。

母・ヒサのために「バイカオウレン」を持ち帰り、花の絵を描いてプレゼントした万太郎。

その後、ヒサは床に臥せる日が増え、万太郎はヒサと会えない日が続きます。

死期が迫る母のために、万太郎は再び冬の神社へ向かいます。

冬の神社で「バイカオウレン」を見つけられなかった万太郎。

なぜなら「バイカオウレン」は早春に咲く花だからです。

このことで万太郎は、花が咲く季節は決まっていることを察するのかもしれません。

「バイカオウレン」を見に行く際は、ぜひ時期を確認してから佐川町を訪れたいものです。

2月から3月が見ごろだそうです。

 

らんまんの白い花はバイカオウレンまとめ

朝の連続テレビ小説「らんまん」に出てきた白い花について調べました。

白い花の名前は「バイカオウレン」と判明。

可憐な花には、情熱的な花言葉が付けられていました。

そして白い花びらだと思っていた部分は、実はがく片だということもわかりました!

「バイカオウレン」は、高知県の佐川町で見ることができます。

しかし花を咲かせる時期が決まっているため、そこは要注意です。

訪れる際は時期だけ気にして「バイカオウレン」を探しに行こうと思います。

今回は「らんまんの白い花の名前はバイカオウレン?高知のどこで見られる?」と題してお届けします。