朝の連続テレビ小説「らんまん」の第一週のタイトルにもなっている「バイカオウレン」。
万太郎が神社に咲き誇る白い花を見つけましたが、その花の名前が「バイカオウレン」なのでしょうか?
小さく可憐な花が気になります!
万太郎のモデルとなった牧野富太郎博士が愛した「バイカオウレン」ですが、高知県のどこへ行けば見られるのか調べたいと思います。
今回は「らんまんの白い花の名前はバイカオウレン?高知のどこで見られる?」と題してお届けします。
目次
らんまんの白い花の名前はバイカオウレン?
NHK連続テレビ小説「らんまん」、第一週のタイトルはバイカオウレン。
早春を告げる可憐な花です。#らんまん#バイカオウレン #過去写真 pic.twitter.com/jtOe4vTnfu— 実光院 (@jikko_in) April 4, 2023
牧野富太郎博士が愛した花として有名な花があります。
春に咲くその花の名前は「バイカオウレン」です。
早春を告げる可憐な花で、「らんまん」では第3話で登場しました。
急に居なくなった万太郎を心配して、ヒサや綾、竹雄が神社にやってきます。
万太郎を見つけたヒサは、一面に咲く白い花を見つけました。
寒い冬の間、じっと春を待ち地面の下で耐え忍ぶ白い花がヒサは大好きです。
万太郎は白い花の名前を知りません。
ヒサに白い花の名前を問います。
しかしヒサも名前を知りませんでした。
これが万太郎と「バイカオウレン」の出会いです。
バイカオウレン
・キンポウゲ科オウレン属
・常緑多年草
・分布:東北地方南部~中国地方西部
・草丈:3~10cm
・開花期:2~3月
・花色:白
バイカオウレンは、キンポウゲ科オウレン属の常緑多年草です。
早春に白い花を咲かせます。
早いものでは1月の末に咲いていることもあります。
2月から3月に咲く早春の花の中でも、とりわけ開花の早い花です。
東北南部から四国の山林に自生。
明るい半日陰を好み、山林や雑木林のなかで群生しています。
バイカオウレンの花言葉は、「2度目の恋」、「情熱」、「魅力」、「忍ぶ恋」です。
可憐な花からは想像もつかない、とても情熱的な花言葉となっています。
特徴
バイカオウレンの名前の由来は、花が梅の花に似ていることからバイカ(梅花)、そして根が黄色いのでオウレン(黄連)とされました。
花の直径は1.5cmほど。
白い花弁に見える部分はがく片で、黄色いものが花弁です。
地面を覆うように咲き広がります。
「バイカオウレン」の葉の特徴は、切れ込みのある5枚の小葉をしています。
切れ込みが入った5枚の葉は、イチゴの葉にそっくりです。
深い緑色をしている葉は、表面に光沢があり葉脈がくっきりしていてとてもきれいです。
濃い緑の葉が白い花を際立たせます。
暑さや寒さともに強く、強い性質で育てやすい植物の「バイカオウレン」。
初心者でも育てやすい植物かもしれません。
らんまんの白い花は高知のどこで見られる?
ついでに【牧野公園】ჱ̒⸝⸝•̀֊•́⸝⸝)☆#高知旅#佐川町#牧野公園#バイカオウレン pic.twitter.com/GY1zuDzGf3
— まっぴょ (@sakenioboreruna) February 12, 2023
「らんまん」の主人公・万太郎のモデルとなった牧野富太郎博士が好んだ花として「バイカオウレン」は有名です。
佐川村出身の富太郎博士。
彼の出身地である佐川町で「バイカオウレンの花祭り」なるものが開催されたとニュースになっていました。
佐川町加茂地区にある県内有数の群生地で「バイカオウレン」の花が咲くそうです。
花を見た人たちは写真を撮るなどして「バイカオウレン」を楽しんでた様子。
佐川町には「バイカオウレン」を大切にしている町民の方がたくさんいます。
では、佐川町のどこへ行けば「バイカオウレン」」を見ることができるのでしょうか?
調べてみたいと思います。
牧野公園
牧野公園
バイカオウレンが満開(≧∀≦)
セリバオウレン
ユキワリイチゲ
まだまだ咲き始めのセツブンソウ pic.twitter.com/EcLXfg0FGi— 小いく (@youhoa) February 11, 2023
富太郎博士の生家の近くにある牧野公園。
こちらで「バイカオウレン」を楽しむことができます。
こちらの公園は日本の桜名所100選に選ばれた、高知を代表する花見どころです。
明治35(1902)年に富太郎が東京からソメイヨシノの苗を送り、それを地元の有志が青源寺の土手などに植えたことに始まります。
昭和33(1958)年に富太郎博士の名がつけられ「牧野公園」となりました。
公園の中腹には富太郎博士の墓があり、その近くに「バイカオウレン」の群生地があります。
園内には富太郎博士ゆかりの植物が500種以上あり、「バイカオウレン」だけではなく多数の品種の植物を楽しむことができます。
高知県立牧野植物園
高知県立牧野植物園にて。バイカオウレンが満開✨ pic.twitter.com/EidaT2ICcm
— sunao(河本 静香) (@sunao_bag) February 5, 2023
高知県立牧野植物園は、富太郎博士の功績を広く伝えるために昭和33(1958)年に開設されました。
植物園には牧野富太郎記念館や植栽エリア、温室、図書館などがあります。
本館には富太郎博士の蔵書や遺品など、約58,000点を収蔵。
土佐の植物生態園では、富太郎博士が生まれ育った土佐の自然をそのまま再現しています。
植物園のホームページにある年間カレンダー四季の草花を見てみると、「バイカオウレン」は「冬の草花 1月」の欄にありました。
見ごろの時期は、その年によって変わると思います。
開花時期が異なる場合があるので、「バイカオウレン」を見るために植物園を訪れるのであれば、念のため問い合わせするのがいいかもしれません。
ちなみに、こちらの本館ミュージアムショップは、Byca-auren(バイカオウレン)の名前がつけられています。
植物園を訪れた際にはぜひ立ち寄りたい場所です。
金峰神社
[金峰神社情報] 牧野公園のバイカオウレンが見頃を迎えていますが、
金峰神社にもバイカオウレンが咲いている事はご存知ですか?
ここは昔から自生しており、牧野富太郎先生も幼少期に見ていたのではないかと言われています。
良ければ一度見に来てください。
※コロナ感染症対策をしておこしください pic.twitter.com/L6ICLaCtPK— 一般社団法人 さかわ観光協会 (@sakawa_kankou) February 13, 2021
富太郎博士の生家の裏に金峰(きんぷ)神社があります。
神社へと続く参道脇の斜面に、「バイカオウレン」を見つけることができます。
富太郎博士も頻繁に目にしていたかもしれません。
「らんまん」の主人公・万太郎がはじめて「バイカオウレン」を見たのも神社でした。
母・ヒサのために「バイカオウレン」を持ち帰り、花の絵を描いてプレゼントした万太郎。
その後、ヒサは床に臥せる日が増え、万太郎はヒサと会えない日が続きます。
死期が迫る母のために、万太郎は再び冬の神社へ向かいます。
冬の神社で「バイカオウレン」を見つけられなかった万太郎。
なぜなら「バイカオウレン」は早春に咲く花だからです。
このことで万太郎は、花が咲く季節は決まっていることを察するのかもしれません。
「バイカオウレン」を見に行く際は、ぜひ時期を確認してから佐川町を訪れたいものです。
2月から3月が見ごろだそうです。
らんまんの白い花はバイカオウレンまとめ
朝の連続テレビ小説「らんまん」に出てきた白い花について調べました。
白い花の名前は「バイカオウレン」と判明。
可憐な花には、情熱的な花言葉が付けられていました。
そして白い花びらだと思っていた部分は、実はがく片だということもわかりました!
「バイカオウレン」は、高知県の佐川町で見ることができます。
しかし花を咲かせる時期が決まっているため、そこは要注意です。
訪れる際は時期だけ気にして「バイカオウレン」を探しに行こうと思います。
今回は「らんまんの白い花の名前はバイカオウレン?高知のどこで見られる?」と題してお届けします。